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磐城三十三観音 第十三番礼所 下川観音  2007年3月

天狗堂 名をきくだにも おそろしや

まいる心は たのもしおがわ


ご詠歌にもある天狗堂は、長寿院の跡と伝えられる薬師堂の全貌にあったらしく、
明和八年(一七七一辛卯)四月に建立された「磐城三十三所内 第拾三番天狗堂南無観世音菩薩」の表石が残っている。下川には御朱印十石の真言宗智山派薬王寺末である羽黒山長寿院を含む、源養院、観音寺、宝珠院、宝持寺、不動院、金剛寺の七ヶ寺院があったのだが、慶応四年(一八六八)の神仏分離令、いわゆる廃仏毀釈の大嵐で、泉藩領内お寺院は一瞬にして全てが消えてしまったのである。幸いにも難を逃れた薬師堂に、天狗堂に祀られていた観音菩薩は、阿弥陀如来、諸仏と共に合祀された。札所の本尊は聖観音菩薩。黒漆塗りで金飾りのある荘厳な本尊の仏龕は、主が娑婆で菩薩行専念中のため空房。今は昭和五十一年新任した聖観音菩薩が跡を継いでいる。平成十二年に随喜があった。お堂の濡れ縁に千手観音菩薩がお座りになられていたというのである。新たね菩薩の入道場でした。お堂の天井一面には、泉町出身の大平華泉画伯によって馥郁とした水墨の梅香が描かれています。また堂の裏には、日本三大祟りの一つと伝えられ、通称「宗右衛門祟り」といわれている堅通法師供養の墓域がある。


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